私たちについて

沿革


にこや本店は、昭和10年(1935年)に愛知県碧南市で創業しました。初代は、実家の隣にあった豆腐屋で幼少期から手伝いをしており、その経験を通じて「自分でも豆腐を作れる」という自信を持つようになりました。そして、豆腐作りの技術を教えてもらいながら独立し、自分の店を開業するに至りました。創業当初から、手作りにこだわった昔ながらの製法と技術を守り続け、地元の素材を生かして豆腐や油揚げを提供し、地域の皆さまに愛される店として成長してきました。

時代の流れとともに、豆腐作りの環境や材料の入手状況も変わってきましたが、にこや本店ではその変化に対応しつつ、品質の維持と向上に努めています。現代表が考案した「温故知新」などの新しい商品も開発し、地域の素材や技術を取り入れながら、伝統を大切にした味わいを追求しています。温故知新は、愛知県産の大豆とにがりを使用し、製法を細かく調整することで、懐かしさと新しさが融合した独自の味を実現しています。また、こうした取り組みが評価され、2022年には愛知県豆腐品評会で銀賞を受賞しました。

四代目を迎えた現在も、にこや本店は地域に根付いた味わいと品質を大切にし、日々「うまい豆腐」を提供することを使命としています。長年の歴史の中で築き上げた信頼と技術を基に、これからも地元の皆さまに愛される豆腐作りに励んでまいります。